【 こんな症例が治ります シリーズ 165 】 犬の大きい表皮嚢胞 も的確に治療します。

犬の表皮嚢胞というシコリです。 尻尾の膨らんだ所が表皮嚢胞です。

参照サイト :

http://www.goldenretrieverforum.com/golden-retriever-health-anatomy-physiology-breed-standard/102310-cebaceous-cysts.html

 

イヌ 5歳 メス(不妊手術実施済み) です。

 

【 皮膚にしこりがある 】 とのことで来院されたワンちゃんです。

 

■ 様子を見させていただくと、尾の付け根に直径1cm弱の硬いシコリが触れました。

 

■ このような【 シコリ 】は、見た目と触り心地だけでは、どんなものなのか診断することが出来ません。 そこで、【 細胞診 】という検査をさせて頂くことになりました。

 

■ 【 細胞診 】とは、シコリを針で刺して、シコリの中がどんな細胞で構成されているかを確かめる検査です。 当院では採取した細胞を専門の機関に送付し、細胞を見る専門家に評価してもらっています。 検査結果が出るまで少し時間がかかりますが、より正確な検査をするためには専門家に見ていただく必要があります。

 

■ さて、細胞診の結果、この子のしこりは【 表皮嚢胞 】という【 角化物(=フケ)がたまった嚢胞(=袋)である 】ことがわかりました。 【 表皮嚢胞 】は良性病変ではありますが、角化物が大量にたまると袋が破裂して出血したり、炎症が起こることがあります。

 

■ 経過を観察することもありますが、この子は相談の結果、手術によりシコリをとってあげることにしました。

 

■ 術後はしこりがきれいさっぱりなくなり、今後しこりが破裂する心配もなくなりました。

 

■ 【表皮嚢胞】は皮膚にできる良性病変ですが、シコリの中には悪性腫瘍など早急に治療が必要なものもあります。 お家の子の皮膚にしこりを見つけたら早めにご相談ください。

 

獣医師 齋藤隆太

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